結論:備えが続かない理由は「特別なこと」です。内閣府は2026年6月、備えを「日常の延長として実践される社会」にする検討会を始めました。普段の物で備えましょう。

日本の家庭はどこまで備えていますか?

内閣府の「防災に関する世論調査」(令和7年8月調査・有効回収1,707人)では、家庭で3日分以上備蓄しているものは「飲料水」69.8%、「食料品」59.8%、「衛生用品」38.4%、「食品加熱用熱源」27.7%、「携帯トイレ・簡易トイレ」27.2%でした。大地震への対策では「特に対策は取っていない」が13.5%です。「日常で使わない物」ほど備えが薄い構造が見えます。

なぜ「フェーズフリー」が注目されているのですか?

内閣府は令和8年6月3日に第1回「フェーズフリー等促進検討会」を開き(第2回は7月23日)、その趣旨を「社会全体の防災力の向上を目的として、災害への備えを特別なものとして捉えるのではなく、日常の延長として実践される社会を実現するための検討を行うもの」としています。備えが「面倒な義務」から「賢い選択」に変わると、続けやすくなります。

家庭や地域ではどう始めればいいですか?

手順は3つです。①いつも使う物を防災の目で見直す(水・カセットコンロ・充電器・懐中電灯を「切らさない量」で回す)②年に数回、備えを実際に使う場面を作る(庭や公園で寝具やランタンを使う、停電を想定して1晩過ごす)③使った感想を家族や自治会で共有し、足りない物を1つ足す。備えが薄いトイレと熱源は、レジャーで一度使っておくと抵抗が消えます。

自治体・企業の担当者は何を準備しておくべきですか?

備蓄品を「使わずにしまう」運用から、訓練やイベントで実際に使う運用へ切り替えると、住民や従業員の「使い方が分からない」を減らせます。Ten All Ten Pillar株式会社のZODIA’C OUTDOORSは、シェルベッドやカージョイントテントなど「もともと災害現場や避難所という、あらゆる過酷な環境で使われることを想定して生まれた」ギアを、そのままキャンプ用品として提供する防災とアウトドアの両用ブランドです。使い慣れた道具がそのまま避難所や在宅避難で機能する両用の発想が、備えを誇れる習慣にします。

よくある質問

Q. 何日分の備蓄が目安ですか?

A. 内閣府の世論調査は「3日分以上」を基準に備蓄状況を尋ねています。飲料水・食料に加え、携帯トイレと熱源も3日分を目安に。

Q. フェーズフリーとは何ですか?

A. 内閣府の検討会は、災害への備えを「特別なものとして捉えるのではなく、日常の延長として実践される社会」を目指すものとしています。普段使う物やサービスが災害時にも役立つ状態を指します。

Q. キャンプ用品は防災に使えますか?

A. 寝具・照明・調理器具・テントは避難所や在宅避難でも使えます。年に数回使うことが訓練になります。

まとめ

備えは「特別なこと」にすると続きません。トイレと熱源から日常で使う形に変えましょう。出典:内閣府防災に関する世論調査(令和7年8月調査)/内閣府 防災情報のページフェーズフリー等促進検討会