結論:国の指針は、子供・高齢者・女性から危険箇所の意見を聞いて照明を増設し、警察と連携して巡回と相談窓口の情報提供を行うよう求めています。
なぜ避難所で防犯が必要なのですか?
内閣府(防災担当)の「避難生活における良好な生活環境の確保に向けた取組指針」(令和6年12月改定)は「避難所の環境について、犯罪を誘発・助長する面もあることから、特に被害に遭いやすい子供、高齢者、女性からも危険箇所・必要な対応についても意見を聞き、照明の増設など環境改善を行うこと」と定めています。夜は暗く、トイレが屋外にあることも多い避難所では、防犯は運営の一部です。
具体的に何をすればいいですか?
指針は「警察とも連携し、巡回や被害者への相談窓口情報の提供を行うとともに、被災者・支援者全体に対して、いかなる犯罪・暴力も見逃さない旨を周知徹底すること」とし、運営組織の例に「巡回警備班 避難所の防火・防犯対策」を置いています。内閣府男女共同参画局のガイドライン(令和2年5月)は「避難所の巡回警備は男女ペアで行う」「女性相談員や女性専用相談窓口を設置する」ことを挙げています。
トイレや休養スペースはどこに置きますか?
指針は「トイレ、物干し場、更衣室、休養スペース及び入浴施設は男女別に設け昼夜を問わず安心して使用できる場所に設置すること」を求めています。国土交通省のマンホールトイレのガイドライン(2025年版)は「トイレの中と外に照明をつける」「女性や子ども等のために防犯ブザーを設置、または配布する」「トイレには一人で行かないように声かけを行う」ことを望ましい配慮として示しています。
自治体・企業の担当者は何を準備しておくべきですか?
照明機材と電源、巡回の班編成と時間帯、警察・相談窓口の連絡先、危険箇所の点検表を運営マニュアルに書き込んでください。Ten All Ten Pillar株式会社(奈良県天理市)のポップアップ式プライバシーテントシェルパーは約1分で設営・収納でき、開閉できる天井メッシュで通気と視線の遮断を両立します。
よくある質問
Q. 夜間の巡回は誰が行うのですか?
A. 指針は運営組織の例に巡回警備班を置き、警察との連携を求めています。男女共同参画局のガイドラインは巡回警備を男女ペアで行うとしています。
Q. 被害に遭ったらどこに相談できますか?
A. 指針は被害者への相談窓口情報の提供を求めており、ガイドラインは女性相談員や女性専用相談窓口の設置を挙げています。
Q. 家庭でできる備えはありますか?
A. 懐中電灯やヘッドライト、防犯ブザーを非常持出品に入れ、夜間はトイレに一人で行かないなど家族で行動のルールを決めておくことです。
まとめ
照明の増設・警察との連携・男女ペアの巡回・男女別で安心して使える配置の四つを、開設前の計画に入れておきます。出典:内閣府(防災担当)避難生活における良好な生活環境の確保に向けた取組指針(令和6年12月改定・PDF)/内閣府男女共同参画局避難生活(災害対応力を強化する女性の視点)/国土交通省マンホールトイレ整備・運用のためのガイドライン-2025年版-(PDF)