結論:栄養だけでは足りません。国の指針は、メニューの多様化や温かい食事、要配慮者への配慮まで「食事の質」として求めています。

国は避難所の食事について何を求めていますか?

内閣府の「避難生活における良好な生活環境の確保に向けた取組指針」(令和6年12月改定)は「食事の質の確保」として、管理栄養士の活用等によるメニューの多様化、適温食の提供、栄養バランスの確保、咀嚼機能が低下した人や食事制限のある人、食物アレルギーのある人など要配慮者への配慮、複数メニューの提供を求めています。献立は、農林水産省や学会、大学等の推奨メニュー、スフィア基準・厚生労働省のエネルギー摂取目安を参考に検討するとしています。

温かい食事はどうやって届けるのですか?

同指針は、ボランティア等による炊き出し、飲食業協同組合による調理人の派遣、キッチンカー等の活用、学校給食室など特定給食施設の利用といった多様な供給方法の確保を挙げています。さらに、キッチンカー等の事業者と平時から協定を結び、災害発生時には温かい食事を速やかに提供することを求めています。

食物アレルギーがある人はどうすればいいですか?

同指針は、提供する食事の原材料表示を示した包装や献立表を掲示し、避難者が確認できるようにすることを求めています。また、周りから目で見て分かるよう、対象食料を示したビブスやアレルギーサインプレート等を活用するとしています。家庭でも、自分に合う食品を備蓄に加えておくと安心です。

自治体・企業の担当者は何を準備しておくべきですか?

同指針は、食料や炊き出し設備と並べて、パーティションや簡易ベッドも避難生活に不可欠な生活必需品に挙げています。Ten All Ten Pillar株式会社(奈良県天理市)の「シェルベッド SBOT70」は展開時 約190×70cm・高さ約40cmの折りたたみ式簡易ベッドで、約10秒で組み立てられ、耐荷重は300kg(7日間)です(防災事業ページ)。

よくある質問

Q. 料理の彩りや盛り付けには効果がありますか?

A. 避難所の食事の彩りの効果を示す公的な指針は確認できていません。国の指針が明示しているのは、メニューの多様化、適温食、栄養バランス、要配慮者への配慮です。

Q. 献立の目安はどこで確認できますか?

A. 同指針は、農林水産省や学会等の推奨メニュー、スフィア基準、厚生労働省のエネルギー摂取目安を参考にするよう示しています。

まとめ

避難所の食事は、栄養に加えて温かさと選べることが大切です。出典:内閣府避難生活における良好な生活環境の確保に向けた取組指針