結論:着替えは真空パックで圧縮し、下着・靴下・防寒着3日分をリュックの底に。首相官邸は備蓄を3日分、大規模災害では1週間分が望ましいとし、衣類も同じ日数です。
なぜ防災リュックで衣類が問題になるのですか?
首相官邸の防災ページは「飲料水 3日分(1人1日3リットルが目安)」「非常食 3日分」を挙げ、「大規模災害発生時には、『1週間分』の備蓄が望ましいとされています」と説明しています。水と食料でリュックの大半が埋まり、衣類は削られがちです。一方、内閣府の取組指針は避難所の備蓄例示に「洋服上下、子供服等の上着、シャツ、パンツ等の下着」を挙げており、衣類は国の基準でも必需品です。
真空パックで何がどれだけ変わりますか?
空気を抜くと厚みが大きく減り、密閉で湿気やカビ、においからも守れます。手順は3つです。①下着・靴下・肌着を1日分ずつ小袋に分ける(取り出しやすく、開封後の残りが濡れない)②防寒着とタオルは別袋にする ③袋に「大人用・冬」など中身と作成日を書き、半年ごとに入れ替える。開封後は元に戻らないので、予備の袋を1枚入れておきます。
着替えは自宅だけに備えればよいですか?
内閣府の帰宅困難者等対策ガイドライン(令和8年1月)は、個人の備えとして「勤務先等には、一時滞在を想定した備え(水、食料、着替え、携帯トイレ、生理用品、携帯電話用充電器等)…を常備しておく」よう求めています。机やロッカーにも圧縮した下着1〜2日分を置くと、自宅の備えと二重になります。
自治体・家庭の担当者は何を準備しておくべきですか?
衣類と同じ発想で、寝具も「空気を抜いて小さく、使うときに膨らませる」物を選ぶと備蓄棚が圧迫されません。Ten All Ten Pillar株式会社のシェルエアベッド SAB 20-70-6は収納時約17×11×4.5cmで、展開すると約200×70cm・厚み約6cm、耐荷重200kgのエアーマットです。衣類3日分とこのマットを1袋にまとめれば、「着替えて床から離れて眠る」最低限を1人分ずつ持ち出せます。
よくある質問
Q. 衣類は何日分入れればいいですか?
A. 首相官邸は飲料水・食料を3日分、大規模災害では1週間分が望ましいとしています。衣類は下着・靴下を3日分、防寒着を1着が目安で、洗って乾かせる前提なら日数を減らせます。
Q. 真空パックの衣類はどれくらい保存できますか?
A. 密閉なら湿気の影響は受けにくいですが、しわや生地の傷みがあるため半年〜1年で入れ替えます。
Q. 避難所で衣類はもらえますか?
A. 内閣府の取組指針は避難所の備蓄例示に上着・下着・身の回り品を挙げていますが、量と時期は自治体によります。自分の分は持ち出せるように備えるのが基本です。
まとめ
衣類は真空パックで圧縮し、3日分を自宅の袋に、1〜2日分を勤務先に。寝具も小さくなる物を選べば、国の備蓄目安を無理なく袋に収められます。出典:首相官邸災害が起きる前にできること/内閣府(防災担当)避難生活における良好な生活環境の確保に向けた取組指針(令和6年12月改定・PDF)/帰宅困難者等対策ガイドライン(令和8年1月・PDF)