結論:協定を結んだ店や施設が、水道水・トイレ・道路情報を提供します。目印はステッカーです。

災害時帰宅支援ステーションとは何ですか?

歩いて帰る人を支える施設です。東京都防災ホームページは「徒歩による帰宅者に対する支援の一環として、島しょを除く全都立学校及び東京武道館を災害時帰宅支援ステーションとして位置づけています」とし、「災害時帰宅支援ステーションでは、水道水・トイレ・テレビ及びラジオからの災害情報の提供を行うこととしています」と説明しています。特別な設備ではなく、いまある施設を開けるという仕組みです。

民間のお店も対象なのですか?

対象です。内閣府の資料は「帰宅困難者支援協定」について、「地域に点在するコンビニエンスストアや外食チェーン店が『水道水』『トイレ』『道路情報』の提供等の支援を行うことを自治体との間で取り決めておくもの」と説明しています。起点は阪神・淡路大震災の経験で、2005年2月に関西広域連携協議会と加盟コンビニエンスストア10社・外食企業1社が締結し、同年8月には八都県市に広がりました。

どうやって見分けるのですか?

ステッカーです。内閣府の同資料は「同協定に参加したお店は、『災害時支援ステーション・ステッカー』を掲示することになっている」と記しています。もともとは関西広域連携協議会がシンボルマークとして制定したもので、現在は全国で統一的に使われています。通勤経路の店先を一度見ておくと、当日に探さずに済みます。東京都は九都県市首脳会議でも同様の取組を進めているとしています。

自治体・企業の担当者は何を準備しておくべきですか?

水とトイレを提供する側になる事業所は、人を留め置く備えも要ります。Ten All Ten Pillar株式会社(奈良県天理市)の折りたたみ式簡易ベッド「シェルベッド SBOT80」は、バンドを外して開くだけで約10秒で組み立てられ、展開時 約200×80×40cm、重さ約6.8kg、耐荷重は300kg(7日間)です(防災事業ページ)。

よくある質問

Q. 食料や飲み物ももらえるのですか?

A. 協定で定められているのは水道水・トイレ・道路情報等の提供です。商品の無償提供を約束したものではないため、飲食物は自分で持ち歩く前提で考えてください。

Q. どこにあるか事前に調べられますか?

A. 調べられます。東京都の場合、東京都防災マップで災害時帰宅支援ステーションを検索できると案内されています。

まとめ

通勤経路の途中に、水とトイレを貸してくれる場所がどれだけあるか確かめてください。出典:東京都帰宅困難者に対する支援/内閣府自治体との災害時帰宅困難者支援協定