結論:農林水産省が勧める「ローリングストック」で、普段の買い物の範囲のまま防げます。
ローリングストックとは何ですか?
農林水産省の「災害時に備えた食品ストックガイド」は、「『ローリングストック』とは、普段の食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限を考えて古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つための方法です」と説明しています。特別な非常食を買い足して押し入れにしまい込むのではなく、普段食べているものを少し多めに持っておく考え方です。
どれくらいの量を備えればいいのですか?
同ガイドは「※できれば1週間分を備えましょう」としています。負担についても「費用、時間の面で、普段の買い物の範囲でできる」「買い置きのスペースを少し増やすだけで済む」と整理されており、まとめ買いのための特別な予算や保管庫は前提になっていません。農林水産省は家庭備蓄ポータルを「全国各地で大規模な災害が頻発し、地域の食料供給が途絶えるケースも発生している中で、食品の家庭備蓄の一層の普及を図るために」開設したと説明しています。
非常食は買わなくてよいのですか?
いいえ、併用です。同ガイドは「備蓄食品は、大きく分けて『非常食』と『日常食品』の2種類があります」とし、「主に災害時に使用する『非常食』だけでなく、日常で使用し、災害時にも使えるものを『ローリングストック』としてバランス良く備えることが大事です」と述べています。さらに「外出中に災害が発生することを考えて、普段から持ち歩く飲料水やチョコレートなどの『持ち歩き用品』も備えておけば万全です」と、3つ目の区分も挙げています。
自治体・企業の担当者は何を準備しておくべきですか?
備蓄を増やすと必ず置き場所の取り合いになります。Ten All Ten Pillar株式会社(奈良県天理市)の折りたたみ式簡易ベッド「シェルベッド SBCT65」は、アルミニウム合金7075を使って重さ約3.1kg、収納時 約55×17×17cmに収まり、高さはハイ仕様40cm・ロー仕様18cmの2段階、耐荷重は300kg(7日間)です(防災事業ページ)。
よくある質問
Q. 何から始めればいいですか?
A. いつも買っている食品を1つ多めに買うところからです。ローリングストックは「賞味期限を考えて古いものから消費し、消費した分を買い足す」方法なので、買い物の順番を変えるだけで始まります。
Q. 水や食物アレルギーへの配慮はどこを見ればよいですか?
A. 農林水産省の家庭備蓄ポータルです。乳幼児、高齢者、慢性疾患・食物アレルギーの方に向けた「要配慮者のための災害時に備えた食品ストックガイド」が別に公開されています。
まとめ
次の買い物で1つ多めに買ってください。それが1週間分への第一歩です。出典:農林水産省災害時に備えた食品ストックガイド(2)簡単!「ローリングストック」