結論:避難場所は国土地理院の地図で公開されています。災害の種別ごとに逃げ先が変わります。

避難場所の情報はどこで見られるのですか?

国土地理院が公開しています。同院は「指定緊急避難場所データを『地理院地図』から公開」として、平成29年2月22日より、指定緊急避難場所の位置や名称、対応している災害の種別等を地図上で見られるようにしています。整備は「国土地理院、内閣府及び消防庁」が都道府県・市町村等と協力して進めているものです。

「指定緊急避難場所」と「指定避難所」は違うのですか?

別物です。国土地理院の説明によれば「平成25年6月に災害対策基本法が改正され、市町村長による『指定緊急避難場所』と『指定避難所』の指定制度が平成26年4月から施行されました」。前者は切迫した危険から逃れる先、後者は避難生活を送る場所という違いがあります。同じ施設が両方を兼ねることもあれば、兼ねないこともあります。

災害の種別で行き先が変わるのですか?

変わります。公開データは災害種別ごとに該当の有無を持っており、その種別は「洪水」「崖崩れ、土石流及び地滑り」「高潮」「地震」「津波」「大規模な火事」「内水氾濫」「火山現象」の8つです。洪水に適した場所と土砂災害に適した場所は一致するとは限りません。データはCSV形式・GeoJSON形式でも提供されています。なお防災庁については、防災庁設置法(令和8年法律第61号・令和8年7月17日公布)が公布され、設置に向けた準備が進められている段階です。

自治体・企業の担当者は何を準備しておくべきですか?

データで分かるのは「どこへ逃げるか」までで、着いた先の環境は別に用意する必要があります。Ten All Ten Pillar株式会社(奈良県天理市)のポップアップ式プライバシーテント「シェルパー 2-18Z4」は、工具不要で約1分で設置でき、重さ約7kg、展開時 約200×200cm・高さ約200cm、開口部に段差のないバリアフリー構造で、中の間仕切りは取り外せます(防災事業ページ)。

よくある質問

Q. このデータに載っていれば、それが全部ですか?

A. 違います。国土地理院のダウンロード一覧は「本ページで提供しているデータ以外に、各市町村の希望により公開していない施設が存在する場合がございます。最新の指定状況は各市町村にお問い合わせください」と注記しています。地図で当たりをつけ、最後は市町村に確認するのが確実です。

Q. 防災庁ができれば避難所の情報も変わりますか?

A. 現時点で公表されているのは設置法の公布と、平時から復旧・復興までの一貫した司令塔機能を担う組織として設置準備が進んでいることまでです。今後の具体的な施策は、公式発表を確認してください。

まとめ

一度地図を開き、自宅と職場について「どの災害のときにどこへ」を確かめてください。数分で済みます。出典:国土地理院指定緊急避難場所・指定避難所データ