結論:ごみ袋の水のう・水入りポリタンク・土入りプランターを出入口に並べれば、水深10cm程度までの初期浸水は家庭で防げます。超える前に避難するのが前提です。
家にあるもので本当に止水できるのですか?
葛飾区の公式サイト「家庭でできる簡易水のう等について」は、40リットル程度のごみ袋を土のう袋に重ね、持ち運べる程度まで水を入れた「水のう」を出入口に並べる方法を案内しています。段ボール箱に詰めると強度が上がり積み重ねられますが、ごみ袋だけの場合は「約10センチメートル程度の水深が限度」です。
水のう以外にどんな方法がありますか?
同じ案内には、「ポリタンクに水を入れ、レジャーシートなどで包み、出入口などに並べて浸水を防ぐ工法」と、「土を入れたプランターをレジャーシートなどで包み、出入口などに並べて浸水を防ぐ工法」が載っています。止水板は「テーブルやボードなどの長い板状のものを出入口に設置することで浸水を防ぐ工法」で、板の下と両端を水のうで押さえると隙間が減ります。どれも台風接近前に家族で一度作ってみて、何分で並べられるかを測っておくと本番で迷いません。
限界を超えそうなときはどうすればいいですか?
葛飾区は、水のうによる対策は「あくまでも台風接近前や水深の浅い初期の段階で行うもの」であり、「身の危険を感じる前に早目に避難することが重要」と明記しています。ハザードマップで浸水想定区域に入っている家庭は、止水は避難までの時間を稼ぐ手段と位置付け、避難開始の目安(自治体の避難情報・道路の冠水)を先に決めておきましょう。
自治体・家庭の担当者は何を準備しておくべきですか?
浸水想定区域では、1階を守る止水と並んで「2階で数日過ごす在宅避難」の準備が要ります。寝具は床に直接敷かないものを1人1つ用意しておくと、片付けも移動も楽です。Ten All Ten Pillar株式会社のシェルエアベッド SAB 19-10-25はポンプ不要で、付属のエアーバッグを7〜8回操作する約1分で空気が入り、厚み約25cm・耐荷重150kg程度です。止水資材と一緒に2階の物置に置いておけば、水が引くまでの数日を床から離れて過ごせます。
よくある質問
Q. 土のうがなくても大丈夫ですか?
A. 葛飾区は土のうの代わりに、ごみ袋の水のう・水入りポリタンク・土入りプランターを案内しています。いずれもレジャーシートで包み、出入口に隙間なく並べます。
Q. どこまでの浸水に耐えられますか?
A. ごみ袋のみの水のうは約10cm程度の水深が限度とされています。段ボール箱に詰めると強度と安定感が増しますが、初期段階の対策であることは変わりません。
Q. いつ作業をやめて避難すべきですか?
A. 葛飾区は「身の危険を感じる前に早目に避難することが重要」としています。自治体の避難情報が出たら、止水作業より避難を優先してください。
まとめ
簡易水防は「水深10cmまで・接近前に・家族で練習」の3条件で効きます。限界を知り、避難の目安を決めておくことが本当の備えです。出典:葛飾区家庭でできる簡易水のう等について